★去る休日、筆者は大日本プロレス
【横浜商店街プロレス、観戦無料】観戦に出向いたのである。
会場は商店街、というか住宅街の一角にひっそりと佇む某クリニック駐車場という、何とも牧歌的な場所。
客層は、当然熱き大日本ファンも幾人散見されたが、大半は地域住民の家族連れやお年寄りである。
しかし、このボリュームを無料で観戦出来る幸運は、プロレスマニアとしては享受した事は有り難い限り。
心から大満足の無料興行であった。
筆者は今年度初頭より、2021年は様々な団体を時間の許す限り観戦する、という自己マニュフェストを掲げていた。
全日本プロレス
プロレスリング・ノア
大日本プロレス
フリーダムズ
これ等の団体を実観戦する事により、自分自身の価値観に新風を吹き込みたかったのである。
その、筆者の“他団体行脚”の今年度フィナーレこそ、この大日本プロレス商店街無料興行であった。
こころなしか筆者は、地域住民達老若男女がレスラー達の一挙手一投足に歓喜する様子を観、
手作りの温かみ、小規模ならではの繋がり、伝わりやすさ
要するに、子供の頃いつも楽しみにしていた、町のお祭りを原風景として思い返していた。
筆者の様な腐れマニアは、どうしてもプロレスを真正面から捉える事を良しとしない傾向がある。
斜めから覗き込む様に、肯定より寧ろ否定的な論争を好み、ストレートに純粋無垢に興行を楽しむ気概を〘敢えて〙放棄している。
勿論、無料であったというフィルタリングは成されてはいたが、この日の商店街無料興行は町祭りの原風景をふんだんに感じさせる、多幸感と温かさに満ちていた。
無論、筆者も大満足で会場を後にした事は言うまでもない。
今年度、様々なプロレス団体が筆者に新たな視点をくれた。
見識が広がったかどうかはさておき、“他団体”の風習及び客層に何度も触れられた事は貴重な経験として腑に落としていきたいものだ。
いやー面白かった。
また機会を伺い、是非とも大日本プロレスの興行に足を運びたいものである。
次回はお家芸のデスマッチを観戦に、やはり後楽園ホールにて。
無料興行お疲れ様でした。
楽しかったっす。

