★私生活にて気が滅入る事態が発生しても、湿気じっとりで気圧に滅入る季節でも
「あ、明日はプロレスだ」
と思うと幾らかモチベーションが回復してくる。
無観客とはいえ、新日本プロレスが再開して本当に良かった。
やはり、違う。
日々の思考回路が多少なりとも冴えてくるし、持論や感想を友人達と語らう事で張り合いが出る。
とにかく選手が素晴らしい。
書くべき事は山程あるが、何にせよそこに尽きるのだ。
本日は
飯伏幸太☓タイチ
SANADA☓SHO
EVIL☓荒武者
ヨシハシ☓BUSHI
という、待ち遠し過ぎる極上カードが控えている。
今大会のトピックとして俺がピックアップしたいのは
○逆襲のヨシハシ
○第3世代の奮闘
○EVIL炸裂なるか
の、上記三点となる。
ヨシハシ、第3世代、EVIL。
ここ最近はその存在感に陰りが見えてきた筈だったのに、いざ興行再開となると評価を上げて来たのは彼等だった。
特にヨシハシは、遂に一皮向けそうな予感をビンビンに漂わせており、男40手前にして遅咲きの覚醒を成すのでは、という強い期待感を抱かせる。
“永遠のヤングライオン”と一部で揶揄されていたヨシハシの、またとない出世大会となる可能性がある。
流石にベスト8以降から勝ち抜くのは極めて困難だが、結果以上の印象を残せれば、夏以降のトップ戦線にヨシハシの名が連ねられる事だって充分にあり得る。
G1にエントリーされる事なく、普段も特段インパクトを残す事無く、このままプロレス界の癒しキャラとしてキャリアを過ごしてゆくのかと思われたヨシハシ。
中年の星となるべく、ヨシハシの逆襲が開始されようとしている(?)
EVILについては心配無用だ。
その実力は誰が見ても折り紙付きであり、未だにこの立ち位置に甘んじている事自体が俺からすれば不可解である。
最早、機は熟した…というか、これ以上の熟成期間は不要。
堂々と内藤哲也の目前に立ち、チャンピオンベルトを強奪、その果てにLIJ解体からの新ユニット結成まで突っ走っていただきたい。
EVILがトップランカーとして最前線へ躍り出て良い時期だ。
いやもっと早くて良かった。が、その苦い日々さえこの度の炸裂への溜めとして振り返られる時が来る。
熱く期待したい。
第3世代については、俺はそれこそリアルタイムで彼等の最盛期を観てきた男だ。
機会を設け、ガッチリと彼等の記事を熱筆したい。
こんな腐れ捻くれ者が運営するコラムだけれども、マイノリティー極まりない場所だけれども、良ければもし。
★全くの予想通り&望み通り、準々決勝ではあのカードが実現してしまう。
今年度ベストバウトを早くも決定させてしまいかねない、超黄金カードが贅沢にも無観客試合にて実現してしまうのだ。
石井智宏☓髙橋ヒロム。
当代随一の実力者と現代随一の人気者。
髙橋ヒロム欠場中、そして柴田勝頼欠場後、石井智宏は唯一人別次元に存在する、正に孤高の人だった。
年間通し常に第一線で会場を沸点に導くベストバウトを乱発し続け、極め付けにG1クライマックスにおける常軌を逸した極限の大活躍があった。
優勝以外の栄誉(MVP、ベストバウト等)を殆ど満場一致で独占してしまう圧倒的過ぎる実力で、ヒロムのいない新日本プロレスの会場を、文字通り心血を注ぎ牽引してみせた。
対する髙橋ヒロムもまた、特別な存在である。
彼が欠場した1年半余りという長い空白期間が、今や遠い遠い過去として風化している。
まるでKAWASAKI H2の様な、スーパーチャージャーを搭載したかの如く疾風の加速度で、欠場期間などまるで無かった事にした。
大袈裟に言えば、ヒロム欠場期間に台頭してきた又はすべきだった選手達の存在感さえ、たった数カ月でかき消してしまったのである。
俺の知る限り、ヒロム超加速に関して不平や不満を漏らすプロレスファンは殆どいなかった様に思う。
髙橋ヒロムこそはこれよりの新日本プロレスを、オカダ・カズチカと共に花形として世に知らしめるに相応しい存在であり、我々プロレスファンが誇るべき財産である事を猛スピードで思い知らされた格好。
恐らく、2020年度ベストバウトはこの試合で決まる。
オカダ・カズチカ☓飯伏幸太
石井智宏☓鷹木信悟
それさえも超えてくるのではないか。
そして二人なら、その期待をきっと超越してくれる。
髙橋ヒロムは、来たるゴールデンタイムにてベスト4選手として登場するチャンスを得た訳だ。
彼が一貫して主張してきた
「IWGP王者&IWGP jr王者としてゴールデンタイムで試合をする」
その広い夢の一端が、今正に実現しようとしているのだ。
髙橋ヒロムは公式に
【新日本プロレスで、一番強い男】
こう、石井智宏を評した
【一番強い男】
髙橋ヒロムの、石井智宏に対するありったけの尊敬と想いがこの称賛に集約されている。
これは正に、空前の実力者として“最強”のクオリティーを誇る男と、眩いスター性でコロナ禍のリングを彩る“最光”の極彩を放つ男の衝突である。
一番強い男
vs
一番光る男
ジャパニーズ・ベストバウトマシン
vs
極彩色のタイムボム
現代最高峰の、究極のプロレスまであと一日!
きっと、ASKAさんも見守るに違いない。
石井とヒロムを“FELLOWS”と評するASKAさんに、この闘いはどう映るだろう。
それまではいつもの様に仕事をし、とある友人とLINEでやり取りし、とある友人が作成した音源を聴き、とある友人のキャンプ準備動画を観、とある友人のブログを観、この一戦に備えたい。
どっちが勝って欲しいか?
どっちもだどっちも!
石井頑張れ!
ヒロム頑張れ!
どっちも頑張れ!!
https://sanddcom.jimdofree.com/
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